雨のち晴れ、時々雪。


サークル「ゲリラスタントスタジオ」の根岸裕幸さんが24日朝に亡くなられたとの報に触れ、今日のお昼から郡山での告別式に参列してきました。本当に急なことでしたので他の友人連中と合わせてお通夜にうかがうことができなかったので、今朝方、会議資料をあげてそのまま新幹線であわただしく、なんとか最期の挨拶を交わしに。こんな時にも単独行動、ぼっちにも程があります。

ネギシさんと言えば、ゲリスタの大番頭として常にイラストレータ山本七式を支え、共に歩く姿が真っ先に思い浮かびます。彼ほど、1人の絵描きを愛し、その才能を活かすために尽力する人を他にみたことがありません。その凄さを、絵描きと仕事をすることが多くなった今、改めて感じています。

葬儀の中で紹介された、彼の生涯はまさに、ゲリラスタントスタジオの構成員であるところの山本七式、カシマミ兄妹を暖かく包み込む、そんな人生であるように思えるものでした。

僕が初めてコミケというイベントに参加したときも、ニシカイガンのメンバーとの待ち合わせ場所はゲリスタのサークルスペース前でした。それから何年かの間、コミケに行くということは、ネギシさんとゲリスタの面々に詣でることとイコールでした。そこに行けば、みんないる。そういう場所でした。

IRCチャットでは、アイドルとかアニメとか特撮とかマンガとかゲームとか、そんな話ばかりでした。女性タレントを抑えるツボはメジャーからマイナーまで最高にセンスがよかった。僕がヒッキーなこともあって、直接に会う機会は本当にコミケだけ、まさに盆と正月だけではありましたが、僕はもう本当に、一方的にリスペクトを捧げていました。もっと沢山のことが話せればよかったのにと、いまさら悔やんでも次が無いんですよ!

いつもの様に、ネギシさんがドッシリと構えるスペースに挨拶をして帰る頃には、チラついていた雪もやんで、真っ青な空が徹夜の目にしみました。

ネギシさんありがとう。いつかネギシさんが羨む様な面白カッコイイ仕事をしてやるぜ!イェア!!