好きとか嫌いとかバトンとか最初に言い出したのは誰なのかしら。

はてな界はおろかブログ界すべてをもまきこんで大流行のバトン渡しですが、チンモロ、僕のところには回ってきていません。「いまだにミクシィに招待されていない奴は負け組」のように、「いまだにバトンがまわってこない奴は……」とかいうフレーズまで見聞きする始末。

なんですか、バトン受け取らずんば人にあらずですか、おごれるものも久しからずですか、平家は仮面ライダーが二人もいるのに弱すぎるとかいう間違った視点で「義経」を見ている僕が悪いんですか。

バトンなんていうのは、ジェンソン・バトンだけで十分ですよ。ホンダのエースドライバーですよ。ていうか6台だけしか走らないってどういうことですか。ファミリーサーキットですらもっと沢山走ってましたよ。シェクタとかケケとか。黄黒の91年ミナルディカラーでブランズハッチとモナコを攻めるのが楽しくて楽しくてとかゲームについて語っているわけですが決してゲームバトンとかそういうものではないことは、ご理解いただきたい。

おっと、話がそれました。そう、つまりバトンなどという行為はチェーンメールに他ならない。けしからん行為なのです。しかも5人に渡すというじゃないですか。まったくあきれて言葉になりません。いいですか、こんなことは中学レベルの数学知識で考えればわかることです。あなたが5人にバトンをわたして、それを受け取った人がまたそれぞれ5人にわたす。つまりバトンが渡される人間の数は指(中略)ので、ダウンの売り上げがあなたのポイントになるから大丈夫だというのは嘘です。どんなに素晴らしい商品でも無限に売れ続けることはない以上、あなたのグループ全体で獲得可能な顧客数には限界があるのです。

もし、あなたとダウンの成績が上がらなかったとしても、トップは何も保証してはくれません。深夜のファミレスでコーヒーだけをオーダーした後、「もっと頑張らないとだめだよ」と諭されるだけです。頑張れば頑張るほど儲かるシステムというのは、いいかえれば、どんなに頑張っていても儲からない理由は頑張りが足らないからと言われてしまうシステムなのです。

もしあなたがシステムの矛盾を指摘したとしたら、それはあなたがシステムを信じて実行していないから成果があがらないのだと言われるのがオチです。そして結局は、最初に購入した在庫分のローンだけが残り、友人も失ったあなたが苦しむことになるのです。

これで皆さんにもバトンの怖さが伝わったことと思います。だいたいこんな悪ふざけのために貴重なネットワーク資源を無駄使いするなんて信じられない。管理者の厚意で成り立っているのだということを忘れないでいただきたい。まったくこれだから商用プロバイダとかニフのユーザーは。それに、ネタバレには改ページを入れろと、どれだけいえばわかるんですかね?エスケープシーケンスが使えない?そんなエディタ使っている方が悪いと思います。:-p

いやはや、すこし熱くなりすぎたようなので、このへんで。手短に言えば、バトンとかミクシィとか世の中たいへんだなということです。

あと、さいきん母乳という言葉の響きが気になってしかたがない。ぼにゅう。なにかがある。みんな声にだして言ってみるといい。とくにお母さんの前とかで唐突につぶやいたり、スターバックスメガネ女子バリスタにオーダーする際に。

ぼにゅう!ぼにゅう!