デジタルときわ荘

DoGA大阪府や証券会社と組んで、個人アニメ製作者を支援する環境を提供していこうというプロジェクト。サイトに提供されている画像なんかを見る分には、DoGAが大きなウェイトを占めていることがわかるし、DoGAサイトのかまたさんの日記を見ると、去年からいろいろ動いていた様なので、「これからはコンテンツがお金になるんじゃね?」的な安易なものではないだろうという期待はある。けれども、せっかく行政まで巻き込んで(いろいろ大変な手続きが必要なことは想像されるわけで)やるからには、ときわ荘とか言わずにハリウッドでもボリウッドでも作ったる!っちゅうくらいの気概を見せたってや!大阪発の人工衛星をあげるんや!名前は「まいど1号」や!くらいの勢いで!!と思ってしまうわけで。早稲田のSKIPシティとか、かなり本気度の高いインキュベートを実現してるので大阪にもぜひがんがっていただきたい。

実際のところ、個人アニメに投資してもいい!と思えるようになった背景には、個人でも投資するに足る作品を作る環境が整備できるようになってきたという事実があるからで、一軒屋を改造して光を引いてサロンをつくります、あと製作環境も用意しますというレベルに留まるなら、それでDoGACGAコンテストに出展されている作品を超えるものを作れる=単体で投資するに見合うパッケージとして成立するってことになるの?みたいな。いまDoGAで上位に入賞するような作家に助成金をあげる(あるいはDoGAの賞金をupする)のとどうちがうの?みたいな疑問もふつふつと。

大木菜翁さんとか、石川プロさんが参加しているアトリエとびうおなんかは、すでにそういう環境を自分達で作ってしまっていて、さらに成果もあがっているので、ときわ荘に意味がないです!とは思わないし、クリエイターさんが集まることによるシナジー効果(っての?)にも胸がドキドキするわけですが、うーん。そうかそうなのか。とびうおの関西版をやろうとしているのか?DoGA合宿を日常化しようというのか?それはそれで……でも…大阪府……もっと金を!!銭や!世の中銭なんや!!銭さえあればな(以下略)

まあ、そのデジタルときわ荘の公式サイトが期待される本気度からはちょっとズレていたというか、そんなところまで“ときわ荘らしさ”をかもし出さなくても……ギニャー!!というのが本題です。あと、「デジタルトキワ荘」という名称は激しくがいしゅつであり、そのワナビー度合いの高さにおいてはあまりいい印象がないのでトホホ感は通常の3倍増。もっと他の名前なかったのか。