ミハエル・シューマッハ引退

というのを忘れていた。91年のスパでのびっくり予選デビューからベネトンへの衝撃移籍(おもにモレノが衝撃)そっから先はサイボーグとかターミネーターとか顎とか言われ放題で、本来ならば越えるべき壁として君臨するはずだったアイルトンが事故で逝ってしまい、メルセデス3羽ガラスのみんなもF1からリタイアしていく中、よくぞあのトラクターより遅いと教授にこき下ろされたフェラーリを立て直してっていうか中身をベネトンと入れ替えちゃったわけですが、立派なチャンピォンになったなあと感慨深くもなるわけです。来年からは鈴鹿もなくなりそうで、思えば遠くに来たもんだ……。シューマッハ全盛時代というのはどうにも単調なレースになりがちで、セナ・マン、セナ・プロのような胸躍らせるライバル対決もなかったので(ヒルはそれなりに盛り上げたけど…ジャックはいまいち、ミカはやる気なくすし)応援する側としても日本人ドライバーの1人や2人走ってないと張り合いがないようなレースが多かったので、うーん昔ほど一生懸命見てなかったかもなあという感じですが、F2002とか、F1マシンがいろいろぐにゃぐにゃしてく中でシューマッハの乗るフェラーリはかっこよい車が多かった気がします。赤いし。
これからアロンソ×キミ?の時代なのかしら、スーパーアグリががんばってくれないと面白くないなあと来シーズンに思いをはせつつもF1は続いていくのですが、化石燃料でレースをやれる時代もそんなに長くはないことを思えば、おそらく最後のグレート・ドライバーがシューマッハということになるのでしょうか。とにもかくにもまた歴史の1ページがめくられたわけです。おつかれさまでした。

The miles go by like water under the brigde.
Reach for tommorow with the new sunrize.
The road before us leading to what we need.
Right from the start.
Follow our heart.
Giving more than we receive.
Cause in this country, our hearts are open.
We are free to try again.
When we see what will be, again we believe.

いうまでもなく、Robin ZanderのIn this countryで締めくくる。