春〜夏アニメが充実しすぎだった。

いうなればアニ充だった。いまや『さよなら絶望先生』も『らき☆すた』も『グレンラガン』もない週末をいったいどのように過ごせばいいのか、いまの僕には理解できない。『ラブコン』もキュン死にしまくりだったし『桃華月譚』『瀬戸の花嫁』はいまいち乗り切れずにいたのが後半ぐっと盛り上がった。『絶望先生』は最初っから最後まで最高のクオリティで久米田×シャフトという化学反応を見せてくれたし、『グレンラガン』最終話のアニメ史上最大スケールといってもいい規模のバトルシーンはもう何もいうことがないほどのカタルシスをもってGAINAXの何たるかを示してくれた。悪評とか炎上とかそういうものを突き抜けるドリルの素晴らしさに涙で画面が見えませんでした。
そしてアニメらしからぬ盛り上がりで異次元の恋愛ドラマを描ききった上に突き抜けちゃった“Nice boat.”ことスクイズ。いわゆるエロゲ原作の恋愛ものアニメに耐性がなく「泣き」「
癒し」を主題にした作品を見続けることができない僕でも楽しめるよ!っていうかむしろ倉科遼好きにはたまらない。恋愛シミュレーション空間がつくりだす人間関係を維持するための行動に対するプレッシャーに常々違和感を覚えていた身としては、「誠死ね弾幕を助長する物語(?)のインフレが快感ですらありました。本当にギャグと感動と恐怖は紙一重ですよ。いや、アニメって本当に素晴らしいですね。